生き方・考え方

なぜ、考える前に行動すべきなのか

誰でも次のような討論を一度は目にしたことがあるだろう。

考える前に行動するべきか、あるいは行動する前に考えるべきか

新しいものごとを始めようとするとき、考えるのが先か動くのが先かというのはある意味究極の選択だ。

どちらにもメリット・デメリットがあって、どちらの意見も正しいように思える。

自分はこれまで「考える前に行動する」よりも「行動する前に考える」ことの方が良いことだと思っていた。

考える前に行動するというのは、失敗のリスクや周囲への迷惑を顧みない蛮勇だと思ったからだ。

しかし最近はその考えを改めるようになった。
行動ファーストであるべきだと思った。

その理由を端的に言えば、圧倒的に継続しやすいからである。

なぜ行動ファーストであるべきなのか

ブログをやり始めてからTwitterや個人ブログをいくつか見てきた中で、「考えるよりも即行動!」「とにかく行動しまくって経験を積め!」と主張する人が多いと感じた。

特に顕著なのが有名ブロガーのマナブさん( @manabubanna )。
彼のブログを読んでみると、「とにかく行動しろ」ということが随所に書いてある。

これとかこれとか 。
多動を推奨したり、PDCAからPを排除しちゃったりしてる。


そこでなぜ行動ファーストが勧められているのか、なぜ行動ファーストであるべきなのか考えてみる。

継続しやすいから

行動ファーストだと、次の行動に繋げやすい。

なぜ繋げやすいのかといえば、内発的動機づけが高まるからである。

内発的動機づけとは自分の内側から湧いてくる動機・やる気のことだ。

対する概念として外発的動機づけがある。
こちらは報酬や義務によってやるべき、やらなくてはならないと思わされているときの動機だ。

外発的動機づけは自分からやりたいと思ったものではないので、報酬や義務が与えられなくなった途端続けなくなってしまう。

一方、内発的動機づけは自分がやりたいからやるのであって、報酬や義務は関係ない。
実行することそれ自体が目的になっている。


「行動した」という事実は、自らの能力を裏付けるものとなる(自己効力感)。
この自己効力感と自己決定感(自分で物事を決めたという感覚)が内発的動機づけの本質と言われている。

だから考えるよりも前に行動してしまえば、継続的なやる気が手に入るわけだ。


反対に、考えてから行動しようとすると、最初の一歩を踏み出す勇気が次第に失われていく。
なぜなら、評価を気にするようになるからだ。

「最初の1~2ヶ月で売上が発生している人が多い…自分もこのくらいできないと」
「自分よりも年下なのに、すごい成果を出している人がいる。私はこの上を行かなければ」
「今の自分では実現できない。もっと周到に準備しなければ」

考えれば考えるほど、評価を見れば見るほど、自分の中に高すぎる目標が出来上がってしまう。
目標と現実とのギャップがどんどん大きくなり、挑戦するのが怖くなっていく。

だから最初の行動が遠のくのである。

データを得られるから

始めに行動することのもうひとつのメリットは、データを得られることだ。

データというのは具体的に言うと、
・行動した結果起きたこと
・実現できたこと
・困難だったこと
・疑問点
など、行動によって得られた知識や経験のこと。

これらデータを分析することで自分は何が出来て、何が出来ないのか。必要なものは何か。次は何をすべきか。が明確になる。
ということは次なる行動の指針ができる。

何かをしようとするときに先例があるのとないのとでは大違いだ。

行動「ファースト」は「セカンド」があるから成り立つ

気をつけなければならないのは、行動するだけで終わらせないということ。

あえて行動「ファースト」と呼んでいるのは、行動に続くものがあるからだ。

それは考えることループさせること

「考えるより先に行動する」というのは、「考えることを蔑ろにしてもよい」という意味では断じて無い。

考えることと行動することを比較したとき、行動が先の方がいいですよ、と主張しているに過ぎない。
少し考えればわかることだろう。

考えるというのは特に、
・行動の結果、何があったのか
・今の状況
次にどうするべきか
を考えることが重要である。

要はPDCAのCとAとPをひとまとめにしたもの。

中でもとりわけ重要なのは「次にどうするべきか」を考えること。
ループさせることが前提だから、次に何をすべきか予め抑えておかなくてはならない。

行動→思索→行動→…という風に、行動と思索を繰り返すことで、成功に近づいていく。

さらに大切な前提条件:目的

もう一つ重要な概念がある。

それは目的だ。

行動と思索をループさせるとして、目的が定まっていないと大変なことになる。

フラフラとさまよって一向に成果が出ないだろう。
前に進むどころか後退してしまうことすらあるだろう。

そもそも目的が定まっていないということは、どっちが前でどっちが後ろかもわからない状態だ。
後になって自分のしたことを振り返り、やっとフラフラしていたことに気づく。

だから行動の前に「目的」を決めるべきだ。


PDCAにおけるP(計画)と違うのは、タスクを細分化したり、アウトプットを考えたり、所要時間を考えたりしないということ。

どれも意味のある行為だが、最初にやる必要はない。
一度行動してから考えれば良い。

まとめ

ここまでの話をまとめると以下のような図にできる。

実にシンプルだ。
PDCAを簡単に、より実践しやすくしたものと考えてもらえばよい。


あなたも日常的に同じようなことをしているはずである。

例えば「行ったことはないが有名なラーメン屋に行ってみたい」とする。
そこに行くまでの道程でも上記のフィードバックループを使っている。

ラーメン屋の場所を調べる→自転車で行けそうな距離だから、自転車で行こう→自転車でラーメン屋に向かう→今○○だから、あとX分くらいだろう→ラーメン屋に向かってX分自転車を漕ぐ→まだラーメン屋に着いていない。一本道を間違えたようだから引き返そう→無事ラーメン屋に到着

といった具合だ。

日常的に同じようなことをしているといっても、多くは無意識のはずだ。
意識しているかどうかで結果に大きな違いが出てくるだろう。

意識していないと、
・考えなしに次の行動を始めてしまったり、
・データが手に入ったことを知らず、考えることを諦めてしまったり、
・目的から遠ざかったり
と目的達成が困難になると予想できる。

何か気になっていること、学びたいと思っていることがあるなら、

0.目的を設定する
1.行動する
2.考える
3.1~2を繰り返す

を意識すると効率よく成長できるだろう。

終わりに

考える前に行動するべきか、あるいは行動する前に考えるべきか」 というのはとても抽象的な問題だ。

本当に正しい結論を下そうと思ったら、どのような前提条件か、行動・思索とはどの程度の範囲を指すのか、なにをもって完了条件とするか、具体的な根拠はなにか、といったことを明らかにしなければならないだろう。

しかしよほどの緊急事態、重篤な事態でもなければ行動ファーストで問題ないと思う。

大抵のものごとは自分に選択権があるし致命的な結果にならないからだ。

ブログも、恋愛も、旅行も、ゲームも、 受験勉強も、会社も、 全部自分で決められる。

始めようが始めまいが命に直結するものは無い。
就職しなくなって、生活保護や親のスネをかじるという選択肢がある。なんならホームレスだって生きていける。

今のは極端な例だが、失敗して人生おしまいなんてことはまずないのだ。

まず行動して、それから考えよう。

ABOUT ME
gonzares
27歳ITエンジニアであり提督でもある。 彼女いない歴=年齢である理由を真剣に考える。 趣味は読書・ゲーム・ネットサーフィン等、インドア派。 こっそり小説を書く練習をしている。